「誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち」を読んで

虐待の連鎖, 2014 mixdmedia

この作品は「子どもを殺してしまうかもしれない」と虐待の連鎖に苦しむ母と子の関係を描いた。
ガラスを固定せずに完成とする。

自分で選ぶことの出来ない負の連鎖を止めるのは容易ではない。

虐待とは違うが、相国寺鹿苑院の院主・周麟が残した日記の一節を思い出した。
「 やつがれ、屠家に生まれしを一心に悲しみとす。ゆえに物の命は誓うてこれを断たず、また財宝は心してこれを貧らず。昔日路上において蚊帳四五片を拾う、やつがれその人を追いてこれを与う、今に至るも路に逢わば、すなわちこれを謝す」

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参考文献
黒川祥子『誕生日を知らない女の子 虐待ーその後の子どもたち』(集英社、二○一三年)

2014-03-30T12:32:18+00:00