宮本亜門さんと

以前、宮本亜門さん演出で天海祐希さんや城田 優さんが主演するミュージカル 「テイクフライト」で、舞台全面に投影するビジュアル制作を担当させて頂いた。 普段あまり経験しないジャンルの仕事だったので、とても楽しかったのを覚えている。 当時住んでいた場所から徒歩圏内にある、パルコ本社の会議室で始めの打ち合わせは行われた。 プロデューサー数名と宮本亜門さんと映像会社の方がそこには居た。 挨拶もそこそこに、軸となる3つのシーンのキーカラーを決めることになり、 私はカラーチップを渡され、その中から3色のチップを手に取った。 —— この色でどうでしょう? 「OK」 一瞬で決まった。 ネオヒルズ俗の与沢翼が秒速で1億円稼ぐ男なら、 私は秒速でカラーチップを3枚選ぶ男だ。実際は数分あったと思うが。。 仕事を進める中で一番普段と違った所は打ち合わせの多さだった。 渋谷や新宿の稽古場、府中のセットを組んだ稽古場や宮本亜門さん宅、様々な所で打ち合わせがあった。 シーンの内容などが変わることが多いので、描き直しや使わない絵も自然と多くなる。 そんな中、府中の稽古場でぼそっとおっしゃった言葉を覚えている。 もう少し色を変えて欲しいということだったので、ノートパソコンで色の微調整をしている姿を見て 「内田君はすぐに色を変えれていいね。役者は違うと思っても変えれないからね。」 本番が近い通し稽古の休憩時間だったので私はブルブルと震えるしかなかった。 あの聞こえるか聞こえないかの呟きは霊的な何かだったのかもしれない。 下の写真は私の個展のレセプションにて。亜門さんと松堂さんと私。

ここ数年で映画が好きになった

郊外のイオンモールで見るレイトショーは人を異世界につれていってくれる。 この町には人が住んでいないのか?と疑いたくなるような人数しか観客がいない。 イオンモールではなかったが、先日見た園子温監督の「地獄でなぜ悪い」とアカデミーショーまでとったベン・アフレック監督の「アルゴ」は観客が5人くらいだった。 観客は少なければ少ない程ワクワクする。 私が映画をよく見るようになったのにはきっかけがある。 びわ湖合同庁舎に納品する作品を一ヶ月間隠りっきりで制作しているときに 映画評論家の町山智浩さんのPodcastを聞いていたのがきっかけだ。 町山さんの映画評論は映画より面白いことが多々あるので是非

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